宅建士実務講習の記録
どうも、ドライです。
宅建士登録をするためには2年以上の実務経験が必要になりますが、経験のない場合は実務講習を受講することでそれとみなすという制度があります。
不動産鑑定業の経験はあれど、宅建業の経験はないので私は実務講習を受けてきました。
一見謎の多い実務講習について、下記レポートです。
これから受ける方の参考になればと思います。
【事前学習について】
実務講習は事前学習も必要ということになっています。
申し込みをすると、テキストとDVDが送られてきますので、
事前に目を通しておいたほうがもちろん良いのですが、後で触れるように、特に勉強していかなくても講義の内容は理解できると思います。修了試験も問題なくクリアできるしょう。
それでも、限られた時間の中で、話はがサクサク進んでいき、触れられない内容も一部あるので、宅建士として活躍する未来を考えれば、やはり事前に学習していったほうが良いと思います。
少なくとも、テキスト等と一緒に、事前に説いておくべき問題も送られてきますので
これだけはやっておいたほうがいいです。初見でもほぼ解ける内容ではあります。
私の事前学習は、約1か月前に、1日ですべて終わらせました。
【実務講習スケジュール】
申し込んだのは2日間コースです。
<1日目>
10:00~11:30 業務総論・受付・調査総論・物件調査
~10分休憩~
11:40~13:10 物件調査(公簿等、聞き取り、現地)
~昼休憩60分~
14:10~15:40 物件調査(ライフライン)
~10分休憩~
15:50~16:50 物件調査(法令上)・価格査定
~10分休憩~
17:00~18:00 媒介契約
<2日目>
10:00~11:30 不動産広告・現地案内・資金計画・条件交渉・売買契約書
~10分休憩~
11:40~13:10 売買契約書・重要事項説明書
~昼休憩60分~
14:10~15:40 重要事項説明書
~10分休憩~
15:50~16:50 重要事項説明書・売買契約の締結・決算・引き渡し
~10分休憩~
17:00~18:00 修了試験
【講義内容について】
テキスト、資料集、ワークブックを用いてのみっちり講義です。
内容は、宅建士試験で勉強した内容をベースとして、完全に実務の話です。
何を調査する必要があり、どういう書類をどこに行けばもらえて、どういう注意をすればよいか、書類はどの資料のどこを見て、作成するか。
(本当の本当の実務かどうかは、実務経験がないのでわかりませんが・・)
事前にネット等で調べた話では、受講者同士で読み合わせをしたりという話もありましたが、私が受けた教室では、ひたすら話を聞くスタイルでした。
講師の方のお話もリアリティがあり、とても学びのある、充実した2日間でした。
【講義にもっていったほうがいいもの】
マーカー、付箋は持って行ったほうが良いです。
【講義の雰囲気】
1クラス20名くらいで、男女比は、7:3くらい、年齢層も20代から60代くらいで幅広そうでした。座席は、1テーブルに1名、広々と使えました。
受講生同士の会話やコミュニケーションは特になく、静かに講義を受けます。
ちょっとめんどくさい受講生もいる可能性ありますし、よく宅建試験受かったなあという人も中にはいます。そういうものだと、そこはあきらめるしかないかなと。
【修了試験について】
形式は、
〇×問題が20問、記述式問題が20問、の計40問。
〇×問題は宅建試験の選択肢のようなもので、
記述式は、契約書や重要事項説明書の穴埋め問題で、登記簿謄本等の資料も一緒に配られますので、それを見ながら埋めていくという問題でした。
講義中に試験に出る論点はほぼ教えてくれます。
テキスト等も見ながら解答できるので、真面目に講義を聞いていれば問題なくクリアできるレベルかと思います。
1時間の試験で、30分で、見直しまで終えて終了しました。
【総括】
二日間朝から晩まで講義を聞き続けるのは結構大変ですし疲れます。食後はとてつもなく眠いです。しかし、講師の方のほうが大変だと思いますので、そこは感謝の一言です。
さすがにこの二日間で、2年間実務の経験がある方と肩を並べられるとは思いませんが、まだんだことを生かして、早く仕事がしたい、そんな気持ちになりました。
はじめましての話
はじめまして、ドライです。
このブログでは、43歳にして、無謀にも実務未経験から宅建士として活躍することを目指す男のもがく様子をお届けできたらと思っています。
簡単な職務プロフィールを。
20代:不動産鑑定事務所勤務(5年)
物件調査、市場調査、鑑定評価補助を行う。不動産鑑定士試験に挑戦も短答合格どまりで、さらにリーマンショックにショックを受けて、泣く泣く退職。
30代:某映画興行会社勤務(10年強)
映画好きを生かそうと、某映画興行会社に転職。まあまあ出世するもコロナを経て、
今後のことを考え始める。
40代:現在
地元に帰りたい欲が強くなるも、特殊な業界に身を置く期間が長く、他に通用する何のスキルもないことに絶望し、物件調査ならできるぞと思い出し、宅建取得を目指し始める。そして2023年、宅建合格(2回目)、賃貸不動産経営管理士(1回目)合格
年齢も年齢なので結構不安です笑
しかし、宅建士試験を経て、難しいことでもなんとか乗り越えることができるという自信をつけることができました。
成功するか、失敗するかはわかりませんが、挑戦をしたいと思います。
宅建士試験については、ブログやYoutubeでいろいろな情報がありますが、
合格後のことが意外と情報が少ないので、せっかくの機会なので記録として残してみます。
もし、成功することができれば、この記録も価値が出てくることでしょう。。
来週、実務者講習を受けてきますのでまたその内容などもレポートできたらと思っています。
ではまた。